三角錐の切断の体積比公式!
こんにちは。萃聚(すいじゅ)です。結構この公式は有名ですし、中学受験生なら一度は聞いたことがあると思います。中学に入ってからみんな全然使わなくなりましたが…
<公式>
図のように三角錐O-ABCを、DEFを通る平面で切断したとします。
すると、体積について以下の式が成り立ちます。
\[ O-ABC : O-DEF=OA\times OB\times OC : OD\times OE\times OF \]
\[ O-ABC : O-DEF\\ \small =OA\times OB\times OC : OD\times OE\times OF \\ \]
この式を言い換えてやると、
\[\frac{O-DEF}{O-ABC}=\frac{OD\times O E\times O F}{OA\times O B\times O C}\]
です。なお、比と分数って実質同じです。化学の先生が「高校になったら比はほぼ使わず、分数で計算する」と仰っていましたけど、確かに分数の方が計算しやすいです。証明のようなもの
では、軽く証明のようなものをしていきましょう。図のように、三角錐を横に倒してみると、
まず、
\[\frac{\triangle O E F}{\triangle O B C}=\frac{OE\times O F}{OB\times O C}\]
(勝手に使ってますが、これを証明するのは難しくないので省略しました。ごめんなさい)次に、D、Aから平面OBCに下ろした垂線の足をそれぞれI,Hとすると、DIとAHは平行になりますから、 \[ \frac{DI}{AH}=\frac{OD}{OA}\] です。
以上より、
\[\begin{eqnarray*}\frac{O-DEF}{O-ABC}&=& \frac{\triangle O E F\times D I\div3}{\triangle O B C\times A H\div3}&=& \frac{\triangle O E F}{\triangle O B C}\times\frac{DI}{AH}&=& \frac{OE\times O F}{OB\times O C}\times\frac{OD}{OA}&=& \frac{OD\times O E\times O F}{OA\times O B\times O C}\end{eqnarray*}\] \[\begin{eqnarray*}\frac{O-DEF}{O-ABC}&=& \frac{\triangle O E F\times D I\div3}{\triangle O B C\times A H\div3}\\&=& \frac{\triangle O E F}{\triangle O B C}\times\frac{DI}{AH}\\&=& \frac{OE\times O F}{OB\times O C}\times\frac{OD}{OA}\\&=& \frac{OD\times O E\times O F}{OA\times O B\times O C}\end{eqnarray*}\] が導けました。
注意点
ただしこの公式には注意しなければならないことがあります。三角錐では成立しますが、四角錐やそれ以上の角錐では成立しないということです。
導く過程を考えてやれば当然のことです。
図のように四角錐O-ABCDをEFGHで切ったとき、どうやっても\[\frac{O-EFGH}{O-ABCD}=\frac{OE\times O F\times O G\times O H}{OA\times O B\times O C\times O D}\]
なんて成り立ちません。ですから四角錐で使用する場合は、三角錐2つに分けて使用します。
Widget is loading comments...
