TOP数学部公式・小技集>〇と|の使い方

〇と|の使い方

こんにちは。萃聚(すいじゅ)です。
場合の数で高校受験の問題集(稀に中学受験の本にも。「秘伝の算数」など。秘伝の算数についてはこちらをクリック)を見ていると、よく、「〇〇〇〇〇〇」みたいに〇が並べてあって、その間に矢印や「|」などが描かれている解法が出てきます。
この2021灘中1日目でも出てきました→こちらをクリック

例1

例えば、簡単な問題だと「6個の同じケーキを3人で分けます。最低1個ずつもらえるとき、分け方は何通りですか」みたいな感じです。
解答としては、ケーキを「〇」として、「〇〇〇〇〇〇」の間の5つのスペースの中から、仕切りを入れる2つのスペースを選んであげます(3人だから仕切りは2つ)。
例えば「〇〇|〇〇〇|〇」というのは、左からAくん2個、Bくん3個、Cくん1個という意味です。
で、5つの場所から2か所を選びますから、${}_5 C_2=10通り$が答えになります。

例2

一方、よく似た問題で「6個の同じケーキを3人で分けます。1個ももらえない人がいてもいいとして、分け方は何通りですか」というのがあります。
こちらの解答は、ケーキを「〇」、仕切りを「|」として、「〇〇〇〇〇〇||」を並べる場合の数です。
例えば「〇〇|〇〇〇〇|」は左からAくん2個、Bくん4個、Cくん0個という意味です。
で、${}_8 C_2=28通り$が答えになります。

ということで、「最低1個ずつもらえる」というのは間に仕切りを入れる並べ方、「1個ももらえなくていい」というのは仕切りも一緒に並べる並べ方、となるわけです。
考えればすぐわかりますのでもちろん覚える必要はないですけど。

備考

あ、先ほどは「6個の同じケーキ&1個ももらえない人がいてもいい」でしたが、「6個の違うケーキ&1個ももらえない人がいてもいい」はもっと簡単です。6個のケーキがそれぞれ意思を持ったと仮定して、それぞれのケーキはどの人に食べられるかを選ぶことができますから、3の6乗です。

なお、ケーキを区別しない/するの違いだから、さっきの28に、ケーキの区別の仕方の 6!=6×5×4×3×2×1をかけて…とするのはダメです。だって、Aくんが3個ケーキをもらったとして、「ショートケーキ、チョコケーキ、チーズケーキ」と「チーズケーキ、ショートケーキ、チョコケーキ」は同じですから。

応用例

本題の〇と|の使い方に戻りますが、もっといろんな使い方もできます。
「おやつを2日連続して食べないようにして、この7日間で3日、おやつを食べていい日にするのは何通り?」という問題があったとします。
この場合、おやつを食べない日を「〇」として4つ「〇〇〇〇」を、食べる日を「|」として3つ「|||」を準備し、この7つを並べます。
例えば「|〇〇|〇|〇」とすると、最初の日、4日目、6日目がおやつを食べていい日となります。
おやつを食べていい日の候補(「|」の入れ方)は5通りで、3つ入れますから、${}_5 C_3={}_5 C_2=10通り$となるわけです。
結構便利です。

TOP数学部公式・小技集>〇と|の使い方
Widget is loading comments...